ブッドレアの基本情報・育て方

バタフライガーデン 植物ガイド

ブッドレアは、初夏から秋にかけて細長い花穂を咲かせる花木です。
丈夫で成長が早く、何より蝶が蜜を吸いに訪れる植物として知られています。

我が家でも、蝶が訪れる庭をつくりたくて最初に植えた植物の一つがブッドレアでした。
現在のバタフライガーデンの原点ともいえる植物で、これまで6品種を育ててきました。

ブッドレアの特徴と基本情報

ブッドレアはフジウツギ科フジウツギ属の植物で「バタフライブッシュ」と呼ばれることもあります。
一般的な品種は大きく育ちますが、最近では1m以下にまとまるコンパクトな品種もあります。

基本情報・育て方早見表

項目内容項目内容
・分類フジウツギ科フジウツギ属・落葉低木・樹高約0.6~3m以上。品種差が大きい
・花期6~10月頃・花色紫・青紫・赤紫・ピンク・白など
・日照日なた・夏の直射日光
・耐暑性・耐寒性○~◎
・乾燥・多湿
・地植え・鉢植え○ 矮性品種が向く
・植え付け春・秋が適期・用土水はけのよい土
・肥料多肥にしなくても育つ・剪定○ 大型品種では重要
・成長速度◎ とても早い・増やし方挿し木など
・蝶との関係◎ 蜜源植物・主な注意点大型化、枝の広がり、花がら

ブッドレアの魅力

長い花穂に小さな花をたくさん咲かせ、夏から秋まで庭を彩ってくれます。
そして、我が家でブッドレアを特別な植物としている最大の理由は、蝶がよく訪れることです。
これまで育ててきた蜜源植物の中でも、特に蝶が集まると感じています。

ブッドレア アゲハチョウ

ブッドレアの育て方

日当たりと水はけのよい場所を好み、暑さにも強い植物です。
地植えして根付けば頻繁な水やりは必要ありませんが、植え付け直後や極端に乾燥する時期は水切れに注意します。
成長が早いため、大型品種では毎年の剪定が必要です。我が家では花がら摘みも続けており、長く花を楽しめています。

詳しい剪定や花がら摘みについては「ブッドレアの剪定・花がら摘み」の記事で紹介しています。

植える前に知っておきたいこと

ブッドレアで特に注意したいのは、品種によってはかなり大きくなることです。
大型品種は枝を大きく広げるため、植える場所と将来の大きさを考えておいた方がよいでしょう。
一方、樹高60~80cm程度にまとまる矮性品種もあり、小さな庭や鉢植えではこうした品種が選びやすくなっています。
また、長くきれいに咲かせようとすると、花がら摘みにはそれなりに手間がかかります。

ブッドレアと蝶

我が家ではナミアゲハやクロアゲハがよく訪れ、ときにはアオスジアゲハもやって来ます。
特に興味深かったのが花色による違いです。
これまで6品種を育ててきましたが、紫系のブッドレアには毎年多くのアゲハが訪れた一方、白花の「バズアイボリー」では、蝶が蜜を吸っている姿をほとんど見ませんでした。
その経験から、現在は紫系を中心に育てています。

花色による違いや、長年育てて分かったことは「ブッドレアを長年育てて分かったこと」の記事で詳しく紹介しています。

ブッドレアだけで蝶が増えるわけではない

ブッドレアは成虫が蜜を吸う蜜源植物です。
蝶が訪れる庭をつくるうえではとても魅力的ですが、ブッドレアだけでは幼虫は育ちません。
我が家では、ブッドレアに蝶が訪れるようになった後、ユズやレモンなどアゲハチョウの幼虫が食べる植物も増やしていきました。

成虫のための蜜源植物と、幼虫のための食草・食樹を一緒に植える。

これが、蝶が訪れるだけでなく、庭で命をつないでいく姿を楽しむための大切なポイントだと感じています。

よくある質問・心配

下記以外については「ブッドレアガイド」の記事に掲載しています。

ブッドレアには本当に蝶が来ますか?

我が家では実際に多くのアゲハチョウが訪れています。
ただし、植えれば必ず大量の蝶が来るわけではなく、地域や周囲の環境、品種、花色などによって訪れ方は変わります。

ブッドレアだけ植えれば蝶が増えますか?

ブッドレアは成虫の蜜源になりますが、幼虫の食草にはなりません。
蝶が庭で世代をつないでいく環境をつくるなら、呼びたい蝶に合った食草・食樹も一緒に植えることをおすすめします。

まとめ

ブッドレアは丈夫で花期が長く、蝶を呼ぶ蜜源植物として魅力の大きな花木です。
我が家にとっては、現在のバタフライガーデンをつくるきっかけになった植物でもあります。
「庭に蝶を呼びたい」という方には、まず候補に入れたい植物の一つです。

ブッドレアシリーズ

ブッドレアについて詳しく知りたい方は、ブッドレアシリーズで実体験をもとに紹介しています。

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