ブッドレアを長年育てて分かったこと

ブッドレア つぼみ 植物ガイド

ブッドレアを植えた理由は、とてもシンプルでした。

「蝶が訪れる庭をつくりたい」

庭をアゲハチョウが飛び回る景色に憧れ、蝶が好む植物を調べて最初に植えたのがブッドレアです。
それから長年育て続ける中で、図鑑や育て方だけでは分からないことをたくさん経験しました。

この記事では、我が家で実際に育てて分かったことを紹介します。

蜜源植物としては我が家で一番

ブッドレアを植えて驚いたのは、本当にたくさんの蝶が集まったことです。

【ブッドレアで蜜を吸うアゲハチョウ】

ブッドレア アゲハチョウ

庭には他にもさまざまな花がありますが、蜜源植物としてはブッドレアが一番だと感じています。
花が咲き始めると、アゲハチョウが何度も訪れます。
庭を眺めながら「今年も来たな」と思える瞬間は、毎年の楽しみになっています。

ただ、蝶が集まる庭をつくるには、ブッドレアだけでは十分でありませんでした。

ブッドレアだけでは蝶は増えない

ブッドレアを植えれば蝶が増えるというわけでもありません。
ブッドレアは蝶の蜜源になりますが、幼虫が育つためには食草が必要です。
我が家でも柑橘類などを植えるようになってから、少しずつ今の庭へと変わっていきました。
蝶が訪れる庭を目指すなら、蜜源植物と食草の両方を考えることが大切だと思います。

我が家で実際に育てている蜜源植物や食草については「蝶を呼ぶ植物一覧」で詳しく紹介しています。

3品種育てて分かった、蝶は紫色を好む?

最初に育てていたのは3品種でした。
その中で、紫色のブッドレアには毎年多くのアゲハチョウが集まりました。
一方、白花のバズアイボリーでは、蝶が蜜を吸っている姿をほとんど見ることができませんでした。
もちろん、庭の環境や周囲の植物など、さまざまな条件もあると思います。
それでも我が家では、紫色の品種の方が明らかに人気でした。

「蝶にも花色の好みがあるのかな」

長年庭を眺めていて、そんなことを考えるようになりました。
後から調べてみると、アゲハチョウは花の色にも反応するとされており、我が家で感じていたことと重なる部分がありました。

アゲハチョウが好む花の色や、蝶が集まる庭づくりについては「バタフライガーデン シリーズ」で詳しく紹介します。

真夏でも元気に咲いてくれる

ブッドレアは暑さにとても強い植物です。
真夏の厳しい暑さでも、次々に花を咲かせます。
一方で、あまりに暑い日になると蝶の姿は少なくなります。
花ではなく、蝶の方が暑さを避けているのかな、と感じています。
夏の庭を長く彩ってくれる一方で、生きものの行動にも季節の変化があることを教えてくれました。

蝶だけじゃない。庭に集まる生きものたち

ブッドレアに集まるのは蝶だけではありません。
クマバチやオオスカシバもよく訪れます。
クマバチはブーンと迫力がありますが、おとなしいハチです。
オスには毒針がなく、メスもこちらから刺激しなければ攻撃してくることはほとんどありません。
大きな羽音に驚くことがありますが、花の蜜を吸う姿を見ているうちに「今日も来たかぁ」と少し嬉しく思うようになりました。
オオスカシバはハチドリのようにホバリングしながら蜜を吸う蛾の仲間で、初めて見ると驚きますが、とても可愛らしい昆虫です。

また、オンブバッタが葉を食べることもあります。

【ブッドレア オンブバッタが食事中】

ブッドレア オンブバッタ

苗が小さい頃は葉が穴だらけになることもあります。
それでも我が家では薬剤は使わず、そのまま様子を見るようにしています。
すると今度はカマキリが現れます。

【オンブバッタを狙うカマキリ】

ブッドレア オンブバッタ カマキリ

【オンブバッタを捕食するカマキリ】決定的瞬間!

ブッドレア オンブバッタ カマキリ

庭では植物だけでなく、生きもの同士のつながりも見ることができます。
こうした自然の営みを間近で観察できることも、ブッドレアを育てる楽しみの一つだと思っています。

育てやすさはトップクラス

長年育てていますが、ブッドレアはかなり丈夫だと感じています。
剪定しても勢いよく枝を伸ばし、挿し木もよく発根しました。
特に挿し木は、我が家で育てている植物の中で一番成功しやすい植物でした。

花がら摘みはやった方がよく咲く

育てるのは簡単ですが、続けている作業があります。
それが花がら摘みです。
我が家では、咲き終わった花を摘み取った方が、その後もよく花が咲くように感じています。
多少手間はかかりますが、その分長く花を楽しめるので、毎年欠かさず行っています。

枝は意外と折れやすい

丈夫な植物ですが、枝は意外と折れやすい一面があります。
庭仕事で少しぶつかっただけでも折れてしまうことがありますし、花が増えると重みで枝が垂れ下がり、風で折れることもあります。
見た目からは想像しにくい特徴ですが、実際に育てて初めて分かったことでした。

植えて良かった

ブッドレアを植えたことで、庭には蝶が訪れるようになりました。
その景色が嬉しくて、食草を植え、蜜源植物を増やし、少しずつ今の庭へと育っていきました。
振り返ると、我が家のバタフライガーデンは、この一本のブッドレアから始まりました。
今でも「植えて良かった」と心から思える植物です。

まとめ

長年育てて分かったのは、ブッドレアは「蝶が集まる花」というだけではなく、多くの生きものを庭へ呼び込み、自然の営みを身近に感じさせてくれる植物だということでした。
今では、我が家の庭に欠かせない植物の一つです。

ブッドレア シリーズ

実体験をもとにシリーズで詳しく紹介しています。
もっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

ブッドレア ガイド
ブッドレアの基本情報とおすすめ品種
・ブッドレアを長年育てて分かったこと(当記事)
ブッドレアの剪定・花がら摘み
ブッドレアを挿し木で増やしてみた

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