家庭菜園で育てたい薬味・香味野菜|少しだけ使いたいときに便利なおすすめ

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そうめんに青じそを数枚、冷ややっこに刻みネギをひとつまみ。薬味は少しあるとうれしいのに、買ってきた袋や束を使い切れないことがあります。庭やプランターに育っていれば、料理に使う分だけ採って、食べる直前に香りを添えられます。

何を育てるか迷ったら、まず普段の献立を思い浮かべてみてください。よく作る料理に少しずつ使えて、その料理を食べたい季節に採れるものから選ぶと、育てた薬味を使いこなしやすくなります。

いつもの料理から選ぶなら、この4つ

青じそ(大葉)|そうめんや冷ややっこに数枚

そうめんのつゆに刻んで入れたり、冷ややっこや納豆にのせたり。青じそは一度に数枚あれば使いやすく、夏の食卓で出番が多いなら、苗から小さく始めやすい候補です。株が育ったら、使う分だけ葉を摘みます。きれいな葉を採りたい場合は、葉の裏も見て虫食いを早めに見つけましょう。

苗の植え付けや葉の摘み方は、以下の記事で紹介しています。
→ シソの育て方|苗から始める大葉の栽培・摘心・収穫のコツ

葉ネギ(小ネギ)|みそ汁やうどんにひとつまみ

みそ汁、うどん、冷ややっこなど、和食に幅広く使うなら葉ネギが便利です。料理に合わせて数本分を切り、株元を残しておくと、伸び直した葉をまた使えます。頻繁に使うなら、プランターの端から順に切ると、先に切った部分が伸びるのを待ちながら収穫できます。

葉ネギは日当たりのよい場所で種から育てられます。寒い時期は伸びがゆっくりになるので、収穫が追いつかない分は買い足すと気楽です。

種まきの時期や、根元を残して繰り返し収穫する方法は、以下の記事で紹介しています。
→ 葉ネギ(小ネギ)の育て方|種まきから収穫、根元を残して育てるコツ

パセリ|スープや卵料理の仕上げに少し

スープやオムレツに散らすだけなら、パセリは少しあれば十分です。春や秋に苗から始めやすく、株が育ったら外側の葉から少しずつ採れます。強い西日が当たる場所では、夏に鉢を明るい半日陰へ移せると管理しやすくなります。

苗の選び方や、外葉を繰り返し採るコツは、以下の記事で紹介しています。
→ パセリの育て方|苗の植え付けから外葉の収穫・保存まで

バジル|トマト料理やパスタに摘みたてを

トマトとチーズに数枚添えたり、パスタの仕上げにちぎって加えたりするなら、バジルの香りを楽しめます。暖かい時期に苗から始めやすく、日当たりのよい場所なら鉢やプランターでも育てられます。夏は水切れに気をつけ、葉を長く採りたいときは花芽を摘みます。

わが家では、バジルがよく育ち、採れすぎて使い切れなかったこともあります。香り付けに数枚使うのか、ソースにしてまとめて使うのかで、欲しい量は変わります。香り付けが中心なら、少ない株数から育てて、使う量に合わせて増やすとよいでしょう。

枝先を摘む位置や花芽の扱いは、以下の記事で紹介しています。
→ バジルの育て方|少数株から始めて、摘みたての葉を楽しむ

薬味・香味野菜の使い道と収穫時期を比較

少量ずつ使う場合でも、青じそのように葉を数枚摘むもの、葉ネギのように一部を刈って伸び直すのを待つもの、ミョウガのように季節が来たら採るものがあります。収穫の目安は関東などの平地を想定しています。地域や品種、植え付け時期によって前後します。

薬味・香味野菜よく合う料理採り方と時期の目安
青じそそうめん、冷ややっこ葉を数枚ずつ。初夏〜秋
葉ネギみそ汁、うどん数本分ずつ刈る。暖かい時期に伸びやすい
パセリスープ、オムレツ外葉を少しずつ。春〜秋の生育に合わせて
バジルトマト料理、パスタ葉や枝先を摘む。初夏〜秋
ニラニラ玉、餃子、スープ使う分を刈り、再生を待つ。春〜初夏と秋が目安
ミツバお吸い物、親子丼葉と茎を少しずつ。春まきは初夏、秋まきは秋〜初冬
ワケギぬた、みそ汁葉を刈って再収穫。秋〜初冬と翌春
ミョウガそうめん、冷ややっこ、甘酢漬け地際のつぼみを採る。夏〜初秋
パクチーフォー、カレー、サラダ外葉を切る。春まきは初夏、秋まきは秋が目安

ニラとワケギは、薬味にも、香りを利かせた一品にも使いたい人に向きます。ニラはスープに少し入れる日もあれば、餃子やニラ玉にまとめて使う日もあります。ワケギは刻んで汁物に散らせるほか、春にはぬたにも使えます。ワケギは種球から始められますが、夏は休眠するため、夏の麺類に使うなら青じそや葉ネギも候補です。

ミツバとパクチーは、いつもの料理の仕上げにその香りをよく使うなら、育てる楽しみがあります。ミツバは明るい半日陰で育てやすく、お吸い物や親子丼に少し添えるのに便利です。パクチーは春まきと秋まきで採れる時期が変わります。春まきは花茎が伸びる「とう立ち」が早く、葉を採れる期間が短くなることがあります。
→ ミツバの育て方|半日陰で育てて、香りのよい葉を繰り返し収穫
→ パクチーの育て方|種まきから収穫、花・種まで楽しむコツ

ミョウガは、夏のそうめんや冷ややっこに、シャキッとした食感と香りを添えたいときにぴったりです。わが家では庭の北側の明るい日陰で、ミョウガを長年育てています。夏にミョウガをよく使う家庭なら、明るい日陰を活かせる候補です。

ミョウガは地際に出てくるつぼみを収穫します。初年は株の育ち具合によって採れないこともあるので、毎年の収穫を楽しむつもりで場所を選ぶとよいでしょう。

根株の植え付けやつぼみを採るタイミングは、以下の記事で紹介しています。
→ ミョウガの育て方|半日陰で育てて、毎年の収穫を楽しむ

庭・プランター・ベランダで育てるなら

日当たりのよい場所なら、バジルや葉ネギが候補です。青じそも鉢で始めやすいので、庭がなくても、日が当たり水やりしやすいベランダで育てられます。鉢を置く場所は、料理の途中でも取りに行きやすいところを選ぶと、せっかく育てた薬味を使う機会が増えます。夏に鉢が乾きやすい場所では、土の乾き具合を確認して水やりしましょう。

明るい半日陰なら、鉢で小さく始めやすいミツバや、庭の一角で長く育てられるミョウガが候補です。ミョウガを鉢で育てるなら、地下茎が伸びるスペースと、夏に土が乾きすぎない置き場所を確保します。

初めてなら、食用として販売されている青じそ・パセリ・バジルの苗から、よく使うものを一つ選ぶだけでも始められます。庭でニラや葉ネギを育てる場合は、葉を取り違えないよう、観賞用のスイセンと離して植えましょう。

手持ちの容器が使えるか迷ったら、プランターの大きさ別に育てやすい野菜をまとめた以下の記事を参考にしてください。
→ プランターでおすすめの野菜|容器の大きさから選ぶ育てやすい野菜

育てる方が便利? 買う方が便利?

少量を繰り返し使い、買うたびに余らせがちなものは、育てる価値があります。夏の冷ややっこに青じそを数枚ずつ、週末のスープにパセリを少しずつ使うなら、育っている間は欲しい分だけ採れます。食べる直前に摘んで香りを楽しめるのも、家庭菜園ならではです。

使うのがたまにで、必要な日は一度にたくさん使うものは、買う方が便利なこともあります。餃子をまとめて作る日のニラや、ソース用に葉をたっぷり使う日のバジルは、畑や鉢の育ち具合にかかわらず、必要な量をそろえられます。水やりの手間や、鉢・土から用意する費用も考えると、まずは出番の多いものだけ育て、足りない分や季節外は買うくらいが続けやすいです。

まとめ|よく作る一皿に使う薬味から

夏の麺や冷ややっこには青じそ、みそ汁やうどんには葉ネギ、洋食の仕上げにはパセリやバジル。明るい半日陰を活かしたいなら、ミツバやミョウガも選べます。迷ったら、最近買って余らせた薬味のうち、また近いうちに使いそうなものを一つ選んでみてください。

Enjoy 家庭菜園!

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