半日陰・日陰のカラーリーフ|暗い庭を葉色で明るくする植物14選

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半日陰や日陰の庭では、花だけでなく葉色を使うと庭の印象を変えられます。

白斑、黄色、ライム、銀色などの葉は、緑だけになりやすい日陰に明るさを加えられます。
赤、紫、黒に近い葉を使えば、明るい葉との対比もつくれます。

ただし「暗い場所で明るく見える葉」と「暗い場所でも本来の葉色をきれいに保てる植物」は同じではありません。

カラーリーフでも、光が少なすぎると斑や葉色が本来と違って見えることがあります。

この記事では、葉色だけでなく、その植物がどのくらいの明るさで魅力を出しやすいかまで考えて選びます。

カラーリーフは色から探すと選びやすい

まず、庭にどんな色を加えたいか考えます。

白・クリーム色を入れたい

斑入りヤブラン
斑入りアオキ
斑入りハラン
斑入りフッキソウ
斑入りヘデラ

黄色・ライム・ゴールド系を入れたい

ヒューケラ
ギボウシ
フウチソウ

銀色を入れたい

プルモナリア
ブルンネラ
ラミウム

赤・紫・銅葉を入れたい

ヒューケラ
アジュガ
ティアレラ

黒に近い葉で引き締めたい

コクリュウ

同じ「日陰向きカラーリーフ」でも、庭での役割はかなり違います。

おすすめ14種を比較

植物向く光の目安葉色の魅力冬の姿の目安主な注意
ヒューケラ半日陰中心黄・ライム・赤・紫・銀など品種・環境で変化品種差・夏の暑さ
ギボウシ半日陰~明るい日陰白斑・黄斑・青緑など冬は地上部なし乾燥・強い日差し
プルモナリア半日陰~明るい日陰銀斑・銀葉環境で変化夏の高温・乾燥
ブルンネラ半日陰~明るい日陰銀葉・斑入り冬は地上部が衰退夏の高温・乾燥
ラミウム半日陰~明るい日陰銀斑・白斑など環境で変化広がり方・夏の状態
斑入りヤブラン半日陰~日陰白~クリーム色の斑常緑暗いほど花は減ることがある
斑入りアオキ半日陰~日陰黄・白系の斑常緑将来サイズ・暗すぎる場所
コクリュウ半日陰~明るい日陰黒紫色常緑暗い場所では沈んで見える
フウチソウ半日陰~明るい日陰黄葉・斑入り冬は地上部なし乾燥・強い日差し
アジュガ半日陰~明るい日陰紫・銅・斑入りなど品種・環境で変化蒸れ・排水・広がり
斑入りヘデラ半日陰~日陰白・黄系の斑常緑広がり・登はん
ティアレラ半日陰~明るい日陰葉脈・斑・紅葉品種・環境で変化夏の高温・乾燥
斑入りハラン半日陰~日陰白~クリーム系の斑常緑葉が大きく場所を取る
斑入りフッキソウ明るい日陰~日陰白斑常緑地下茎で広がる

※葉色や冬の状態は、品種、季節、地域、光量などによって変わります。

ヒューケラ|豊富な葉色から選べる

ヒューケラ

こんな人に:好きな葉色からカラーリーフを選びたい人

黄色、ライム、赤、紫、銀色など、多くの葉色があります。品種によって光や暑さへの性質が違います。
半日陰のカラーリーフとして使いやすく、冬も葉を楽しめる品種があります。

ただし、品種や寒さ、栽培環境によって冬の葉の状態は変わります。
「ヒューケラなら一年中、購入時と同じ葉姿」とは考えない方がよいでしょう。

我が家でも育てたことがありますが、放置していて最終的には枯れました。
日照、水分、夏の暑さなど複数の条件が考えられるため、原因は分かっていません。

→ ヒューケラの育て方|半日陰を彩るカラーリーフ・品種選びと夏越しのポイント

ギボウシ|大きな葉と斑を楽しむ

ギボウシ

こんな人に:大きな葉で日陰に存在感を出したい人

白斑、黄斑、青緑など、品種によってさまざまな葉を楽しめます。
大きな葉は存在感があり、細葉の植物と組み合わせても違いを出しやすい植物です。

半日陰~明るい日陰が候補になりますが、乾燥や夏の強い日差しには注意します。
冬は地上部がなくなるため、春~秋の葉を楽しむカラーリーフとして考えます。

→ ギボウシ(ホスタ)の育て方|半日陰・日陰を彩る葉と植え場所・品種選び

プルモナリア|銀斑・銀葉を楽しむ

プルモナリア

こんな人に:銀色を帯びた葉で日陰を明るく見せたい人

銀色の斑が入る葉や、銀色の面積が広い葉を楽しめるタイプがあります。
半日陰~明るい日陰が候補になり、春には花も楽しめます。

夏の高温や乾燥には注意します。

ブルンネラ|銀葉と春の花を楽しむ

ブルンネラ

こんな人に:銀色を帯びた葉と春の花を楽しみたい人

春に小さな青い花を咲かせ、銀色を帯びる葉を楽しめる品種もあります。
花後も葉を楽しめるため、カラーリーフとしても使えます。

半日陰~明るい日陰が候補になりますが、関東平地では夏の高温や乾燥への注意が必要です。

ラミウム|低い位置に銀斑・白斑を入れる

ラミウム

こんな人に:足元に明るい葉色を加えたい人

銀斑や白斑などを楽しめるタイプがあります。
低く広がるため、背の高い植物とは違った使い方ができます。
半日陰~明るい日陰が候補になりますが、広がり方や夏の状態も確認して選びます。

→ ラミウム(マクラツム)の育て方|半日陰で楽しむ斑入り葉のグランドカバー

斑入りヤブラン|細い白斑葉を長く楽しむ

ヤブラン

こんな人に:細い明るい葉を冬にも残したい人

斑入りヤブランは、緑の細葉に白~クリーム色の斑が入り、日陰の庭に明るさを加えやすい植物です。

我が家でも育てています。
株分けしたものは、ほとんど直射日光が当たらない明るい日陰にも植えています。

大葉のギボウシやツワブキなどと組み合わせると、葉の大きさの違いも出せます。

→ ヤブランの育て方|日陰や狭い場所にも使いやすい常緑多年草

斑入りアオキ|低木の斑入り葉を楽しむ

斑入りアオキ

こんな人に:草花より高い位置にも明るい葉を入れたい人

アオキには、黄・白系の斑が入る品種があります。
常緑低木なので、足元のカラーリーフとは違い、ある程度の高さに葉色を残せます。

我が家ではアオキ‘サルフレア’を育てています。

半日陰~日陰で候補になりますが、将来の高さや幅も考えて植える場所を決めます。
暗すぎる場所では、斑の見え方や株姿が期待した状態にならないこともあります。

コクリュウ|黒紫色の葉で引き締める

コクリュウ

こんな人に:明るいカラーリーフとの対比をつくりたい人

コクリュウは、黒に近い紫色の細葉が特徴です。
白斑や黄色、ライム色などの明るい葉と組み合わせると、葉色の違いがはっきりします。
ただし、暗い場所では黒紫色の葉が背景に沈んで見えることがあります。

斑入りヤブラン+コクリュウのように明暗を組み合わせる方法もあります。

フウチソウ|細く柔らかな明色葉

フウチソウ

こんな人に:明るい葉色と柔らかな葉姿を取り入れたい人

フウチソウには、黄葉や斑入り葉を楽しめるタイプがあります。
細長い葉が柔らかく垂れるため、ヤブランとはまた違った動きのある葉姿をつくれます。

半日陰~明るい日陰で使いやすい一方、冬は地上部がなくなります。
春~秋のカラーリーフとして考えます。

アジュガ|紫・銅葉を低く広げる

アジュガ

こんな人に:足元に濃い葉色を加えたい人

アジュガには、紫、銅色、斑入りなど、品種によってさまざまな葉色があります。
低く広がるため、足元のカラーリーフとして使えます。

我が家では「チョコレートチップ」「プルプレア」「フェザードフレンズ ‘ファンシーフィンチ’」を育てましたが、放置していて最終的には枯れました。
水はけが悪かった可能性は考えていますが、日照、水分、夏の暑さなど複数の要因があり得るため、原因は分かっていません。

アジュガ自体を「育てにくい植物」と評価するのではなく、植える場所の条件を確認して選びます。

→ アジュガの育て方|半日陰のグランドカバーに使いやすい?植え場所や広がり方

斑入りヘデラ|常緑の斑入り葉を使う

ヘデラ

こんな人に:つる性の明るい葉を取り入れたい人

ヘデラには白や黄色系の斑が入るタイプがあります。
常緑で半日陰~日陰にも対応しやすく、葉色を長く楽しめます。

地植えすると地面を這ったり構造物へ登ったりするため、将来の広がり方を考えて使います。

我が家にもヘデラがありますが、現在はポットで育てています。

→ ヘデラ(アイビー)の育て方|常緑の魅力と地植え・グランドカバーの注意点

ティアレラ|葉模様と軽やかな花を楽しむ

ティアレラ

こんな人に:葉の模様と春の花の両方を楽しみたい人

春に細かな花を穂状に咲かせ、葉にも観賞価値があります。
ヒューケラに近い雰囲気がありますが、花の軽やかさも魅力です。

夏の強い日差しや乾燥を避け、半日陰~明るい日陰で検討します。

斑入りハラン|大きな斑入り葉を楽しむ

斑入りハラン

こんな人に:日陰に大きな明るい葉を入れたい人

ハランには、白~クリーム系の斑が入るタイプがあります。
大きな葉そのものに存在感があり、細葉や小さな葉とは違った景色をつくれます。

半日陰~日陰で候補になり、常緑なので冬にも葉を残しやすい植物です。
葉が大きいため、植える場所にはある程度のスペースを確保します。

斑入りフッキソウ|低い白斑葉を広げる

斑入りフッキソウ

こんな人に:日陰の足元を明るい葉で覆いたい人

白斑の入った葉を楽しめるタイプがあります。
明るい日陰~日陰で候補になり、常緑なので冬にも低い位置に葉を残しやすい植物です。
地下茎で広がるため、広がってもよい範囲を考えて使います。

我が家では通常のフッキソウを地植えしていますが、斑入りフッキソウの栽培経験ではありません。

→ フッキソウの育て方|日陰のグランドカバーとしての特徴・広がり方

日陰に耐えることと、葉色をきれいに楽しめることは別

カラーリーフでは、日陰に耐えられることとその場所で本来の葉色をきれいに楽しめることは別です。

植物によっては光が少なすぎると、斑が目立ちにくくなる、葉色が変化する、株姿が緩くなる、成長が遅くなることがあります。

「日陰に耐えるか」だけでなく、その光量で葉色を楽しめるかまで確認します。

夏は「日陰」だけでなく強い日差しにも注意

カラーリーフでは、光不足だけでなく光が強すぎる場合にも注意します。

特に
・ヒューケラ
・ギボウシ
・プルモナリア
・ブルンネラ
・ティアレラ
などでは、夏の強い日差しや西日で葉が傷むことがあります。

「日陰に置くか、日向に置くか」という二択ではなく、穏やかな朝日は入るが、夏の強い西日は避けるといった場所が向く植物もあります。

冬も葉色を残したいか確認する

カラーリーフを選ぶときは、冬の姿も重要です。

冬も葉を残しやすい
・斑入りヤブラン
・斑入りアオキ
・コクリュウ
・斑入りヘデラ
・斑入りハラン
・斑入りフッキソウ

冬に地上部がなくなる
・ギボウシ
・フウチソウ

品種・環境、寒さによって冬姿が変わる
・ヒューケラ
・ラミウム
・ティアレラ
・プルモナリアなど

春~秋だけ楽しめればよいのか、冬も葉色を残したいのかで選び方が変わります。

冬にも葉を残す植物を中心に探したい場合は「日陰でも育つ常緑植物|冬も葉を楽しみやすい植物14選」で紹介しています。

葉色だけでなく葉の形も変える

カラーリーフを集めるときに、色だけを見ると庭がまとまりにくくなることがあります。

例えば
大葉: ギボウシ、斑入りハラン
細葉: 斑入りヤブラン、コクリュウ、フウチソウ
低く広がる葉: ラミウム、アジュガ、斑入りフッキソウ
低木: 斑入りアオキ
のように葉の大きさや高さも変えます。

色+葉形+高さを組み合わせると、花が少ない日陰でも変化をつけやすくなります。

詳しい組み合わせ方は「シェードガーデンの作り方|日陰の植物をきれいに組み合わせる方法」で紹介しています。

まとめ

半日陰や日陰では、花だけでなくカラーリーフを使うことで、庭に明るさや色の変化を加えられます。

ただし、葉色だけで選ぶのではなく
その場所の光で本来の葉色を楽しめるか
夏の強い日差しに耐えられるか
冬にも葉を残したいか
どのくらいの大きさ・広がり方になるか

まで確認して選ぶことが大切です。

シェードガーデンシリーズ

このシリーズでは、半日陰・日陰の庭で植物を選ぶために、日当たりや水分条件の見分け方から、花・常緑植物・カラーリーフ・庭木・シダの選び方、植物の組み合わせ方、うまく育たないときの対処まで紹介しています。

最初から順番に読む必要はありません。
自分の庭で困っていることや、植えたい植物に合わせて、気になる記事から読んでみてください。

① 日陰でも育つ植物おすすめガイド|半日陰・明るい日陰・暗めの日陰から選ぶ

② 半日陰・日陰の違いとは?庭の日当たりの見分け方と植物選び

③ 半日陰・日陰でも花を楽しめる植物|明るさに合わせて選ぶおすすめ12種

④ 日陰でも育つ常緑植物|冬も葉を楽しみやすい植物14選

⑤ 半日陰・日陰のカラーリーフ|暗い庭を葉色で明るくする植物14選(当記事)

⑥ 日陰・半日陰でも育つ庭木|高さと管理しやすさで選ぶ

⑦ 乾いた日陰・湿った日陰に合う植物|庭の水分条件から選ぶ方法

⑧ 日陰の庭におすすめのシダ|常緑・落葉・大きさで選ぶ

⑨ シェードガーデンの作り方|日陰の植物をきれいに組み合わせる方法

⑩ 日陰向き植物が育たない原因|光・水・土・肥料をチェック

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