アゲハチョウを庭に呼ぶなら知っておきたい生態

ブッドレア アゲハチョウ バタフライガーデン

庭でアゲハチョウを見かけるようになると
「どうしてこの花ばかりに来るんだろう」
「昨日までいた幼虫が、突然いなくなった!」
そんな疑問が次々と出てきます。

私も長年アゲハチョウを観察してきましたが、分からないことがあるたびに調べるようになりました。
気が付けば、アゲハチョウについて夏休みの自由研究で発表できるくらいになりました(笑)

この記事では、我が家で実際に観察して感じたことと、研究などで分かっていることを交えながら紹介します。

アゲハチョウはどんな花が好き?

なんと、アゲハチョウの色の好みについて研究された方がいるそうです。
しかも、日本の高名な生物学者らの研究チームの方々だそうです。

先生方、ありがとう!

研究によると、アゲハチョウは生まれつき本能的に青や紫系の色を好むそうです。
さらに、花の持つ強い甘い香りが引き金となって、赤やピンクの花も好むようになることが分かっています。

確かに我が家では、紫色のブッドレアにはよく止まるものの、白いブッドレアに止まっている姿は見たことがありません。
もちろん環境によって違うと思いますが、蜜源植物を選ぶ際は、色も意識した方が良いと思います。

一度おいしい花を見つけると覚える?

研究では、アゲハチョウは蜜がある花を学習し、繰り返し利用することが分かっています。
我が家でも毎日のようにアゲハチョウが庭へやって来ますが、あまりにも数が多いため、同じ個体なのかどうかまでは分かりません。

それでも、こうした研究を知ると
「今日はまたブッドレアに来ているな」
そんな庭での観察も、以前より面白く感じるようになりました。

アゲハチョウは、なぜひらひら飛ぶ?

アゲハチョウは、ほかの昆虫と比べても独特のひらひらとした飛び方をしますよね。
調べてみると、この飛び方は鳥に捕食されにくくするためともいわれています。
本当の理由は簡単ではないと思いますが、鳥に捕食される場面を一度も見たことがありません。
あの優雅な飛び方も、生き残るための工夫なのかもしれません。

幼虫が突然いなくなった!

庭で幼虫を育てていると

「昨日までたくさんいたのに、一匹もいない!」

ということがあります。

私も最初は鳥に食べられたのだと思っていました。
でも、アゲハチョウの幼虫は蛹になる前に食草を離れ、別の場所へ移動する習性があります。
もちろん捕食されることもあると思いますが「いなくなった=食べられた」とは限りません。

羽化に取り組んでいたときは、幼虫が食草を離れ始めるタイミングを見極めて保護していました。
そうすることで、蛹になる場所が分からなくなることもなく、羽化まで見届けることができます。

春と夏では羽化の成功率が違う?

ここからは、あくまで我が家での経験です。
80匹以上を羽化させる中で感じたのは、春は順調に羽化することが多く、夏から秋にかけては寄生されることが増えるということでした。
蛹からアゲハチョウではなく、寄生した虫が出てきたことも一度や二度ではありません。
寄生する昆虫は夏から秋に活動が活発になるという研究もあるため、その影響だったのかもしれません。
地域や環境によって違いはあると思いますが、我が家ではそのような傾向を感じました。

生態を知ると庭づくりはもっと面白くなる

植物を植えるだけでも、蝶はやって来ます。

でも
「どんな色が好きなのか」
「どんな植物で子育てをするのか」
「なぜひらひら飛ぶのか」

そんなことを少し知るだけで、庭を見る楽しみはぐっと増えます。
植物だけでなく、蝶のことを知れば知るほど、庭を見る時間がもっと楽しくなりました。

まとめ

アゲハチョウは、ただ花を訪れるだけの昆虫ではありません。
花の色や香りを感じ、植物を選び、幼虫を育てる場所を探しながら生きています。
そんな生態を知ると、庭づくりも見え方が少し変わってきます。
植物だけでなく、蝶の気持ちも少し想像しながら庭を眺める。
それも、バタフライガーデンの楽しみ方の一つだと思います。

バタフライガーデンシリーズ

バタフライガーデンは、蝶を呼んで終わりではありません。
幼虫が育ち、羽化し、また庭へ戻ってくる。その一連の楽しさを、このシリーズで紹介しています。

タイトルとURLをコピーしました