アゲハチョウの幼虫を羽化させる

アゲハチョウ 羽化 バタフライガーデン

庭でアゲハチョウの幼虫を見つけると

「羽化するところを見てみたい」

そう思う方も多いのではないでしょうか。

私も最初は興味本位でした。
でも、一度羽化の瞬間を見てしまうと、その感動が忘れられず、気が付けば80匹以上のアゲハチョウを羽化させていました。

この記事では、私が実際に行っていた育て方や、失敗したこと、気を付けていたことを紹介します。

羽化を見るには、幼虫を保護するしかありません

自然のままでは、羽化の瞬間を見るのはかなり難しいです。
あの子たちは、蛹になる前になると食草を離れ、離れた場所へ移動してしまうのです。
どこで蛹になったのか分からなくなり、そのまま羽化を見逃してしまいます。

私は羽化を見たかったので、蛹になる直前の幼虫を見極めて保護していました。
保護する期間は長くても2〜3日ほどです。
蛹になるまで見届け、その後は羽化を待つだけでした。

【お尻が人面の幼虫】

アゲハチョウの幼虫

※当時はガラケーで撮影していたため、画質があまり良くありません。ご容赦ください。

私が使っていた飼育容器

小さな虫かごは、羽化する時に羽がぶつかりやすいため、お勧めできません。
私は、ミニトマトが入っていたような透明のパックを利用していました。
底にはペーパータオルを敷き、毎日新しい食草を追加します。
容器にはラップをかけ、空気穴を開けるだけ。
特別な飼育ケースは使っていませんでした。

毎日やることは、とてもシンプルです。

  • 新しい食草を追加する
  • たまったフンを捨てる
  • 幼虫の様子を見る

食草は基本的に食べきってもらい、不足した分を追加していました。

たくさん育てていた頃は、水槽を使っていました。
水槽には蛹になりやすいように割り箸を何本も立てていました。
一度に何匹も育てられるので管理しやすく、水槽の中が蛹でいっぱいになることもありました。

幼虫はどうやって移す?

幼虫を移す方法としては、葉ごと切り取る方法がよく紹介されています。
ただ、葉を切ると幼虫は驚いてオレンジ色のツノを出すことがよくあります。
私は、幼虫の背中をそっとつまんで移していました。
幼虫は離されまいと可愛く踏ん張りますが、優しく持ち上げればツノを出さないことがほとんどです。
慣れると、ほぼ100%ツノを出させずに移せるようになります。
触ることに抵抗がない方には、こちらの方法の方が幼虫にも優しいのではないかと思います。

蛹になったら、すぐに触らない

蛹になった直後は、触ると体をクネクネ動かします。
それはそれで可愛いのですが、かなり体力を使っているように感じました。
羽化率にも影響しそうな気がしたので、私は蛹になった直後は触らないようにしていました。

蛹は割り箸へ移していました

蛹は割り箸へ移すことが多かったです。
蛹を支えている糸を切り、紙で作った小さな支えを使って割り箸へ固定します。
こうすると、羽化したときに羽が容器へ当たりにくくなり、きれいに羽を伸ばすことができます。

もし蛹が羽化しにくそうな場所についてしまったら、この方法はアゲハチョウのためにもおすすめできる方法だと思っています。

【割り箸へ移した蛹】

アゲハチョウ サナギ

水槽で育てていたら「蛹の上に蛹」ができた

たくさん飼育していた頃は、水槽の中で何匹も育てていました。
すると、なんと蛹のすぐ上に、別の幼虫が蛹になってしまったことがあります。

最初に見たときは思わず、おーすごい!と驚きました。

AIで作った画像ではありません(笑)
本当にこんなことがあるんです。

【アゲハチョウ 蛹の上に蛹】

アゲハチョウの蛹

すべてが羽化できるわけではありません

確保した幼虫のすべてが羽化できたわけではありません。
寄生されている幼虫も多かったです。
蛹からアゲハチョウではなく、寄生したウジが出てきたことも一度や二度ではありません。
そのまま逃がしてしまうと、新たな幼虫が被害を受けるかもしれません。

「ゴメンナサイ」
そう思いながら処分していました。

だからこそ、無事に羽化した一匹の姿を見ると、本当に嬉しくなります。

羽化の瞬間は何度見ても感動します

羽化したばかりのアゲハチョウは、最初は羽が小さく縮んでいます。
少しずつ体液が羽へ送られ、時間をかけて大きく広がっていきます。
羽がしっかり乾くと、大空へ飛び立っていきます。
たくさん見てきましたが、この瞬間だけは何度見ても飽きません。

そのたびに私は

「また帰ってこいよー」

そんな気持ちで見送っていました。

【羽化直後のアゲハチョウと蛹になろうとしてる幼虫】
 貴重のツーショットです。

アゲハチョウの羽化

まとめ

アゲハチョウの幼虫を育てることは、決して難しいことではありません。
毎日少し様子を見て、食草を追加し、フンを掃除する。
基本的には、それだけです。
もちろん、すべてがうまく羽化するわけではありません。
それでも、自分で見守ってきた幼虫が美しいアゲハチョウになって飛び立つ姿は、言葉では表せないほど感動します。

興味がある方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
きっと、ハマってしまうと思います。

バタフライガーデンシリーズ

バタフライガーデンは、蝶を呼んで終わりではありません。
幼虫が育ち、羽化し、また庭へ戻ってくる。その一連の楽しさを、このシリーズで紹介しています。

タイトルとURLをコピーしました