「ブッドレアを植えたのに、思ったほどアゲハチョウが来ない」
そんなことを思ったりしていませんか。
私も最初は、蝶を呼ぶには蜜源植物を植えれば十分だと思っていました。
でも、長年庭でアゲハチョウを観察してきて感じたのは、蜜源植物だけでは物足りないということです。
この記事では、我が家がどのように植物を増やしながら、アゲハチョウが訪れる庭を作ってきたのかを紹介します。
蜜源植物だけでは足りないと感じた理由
ブッドレアなどの蜜源植物には、確かにアゲハチョウがよく訪れます。
でも、それだけでは一時的に蜜を吸って飛び去ってしまうことも少なくありません。
私が目指したかったのは「蝶が立ち寄る庭」ではなく「蝶が暮らす庭」でした。
そのためには、幼虫が育つ食草も必要だと考えるようになりました。
幼虫が育つ庭になると楽しみが増える
【ヘンルーダについた幼虫】

食草があると、成虫が産卵し、幼虫が育つようになります。
私は最初から幼虫に葉を食べてもらうために食草を植えていました。
実際に幼虫が育ち始めると、その食欲には驚かされましたが、「また卵を産みに来てくれた」「今年も来てくれた」と嬉しく感じます。
花を楽しむだけでなく、幼虫が育ち、蛹になり、蝶になって飛び立つまで見守れるようになったことは、我が家の庭の楽しみを大きく広げてくれました。
食草は思っている以上に必要
【カラスザンショウについた幼虫】

アゲハチョウの幼虫は、本当によく葉を食べます。
我が家では最初にユズを1本植えましたが、すぐに葉が足りなくなり、次々と追加して最終的には4本まで増やしました。
それでも毎年のように丸坊主になり、ほかのユズは枯れてしまい、最後に残ったのは1本だけです。
その1本は植えて7~8年ほど経って急に大きくなり、今では幼虫が食べきれないほど葉を茂らせています。
最初から大きな木があれば理想ですが、苗のうちは葉が足りなくなることも考えておいた方が安心です。
レモンやユズは、大きく育ててから幼虫に開放する方法もある
食草をたくさん植えられない場合は、レモンやユズをある程度大きく育ててから幼虫に利用してもらう方法もあると思います。
私の場合は、それまで待てずに食草を増やしてしまいました(笑)
今思えば、木が十分育ってからの方が、植物への負担は少なかったかもしれません。
アオスジアゲハにも来てもらいたくてクスノキを植えた
【クスノキに産卵しているアオスジアゲハ】

我が家によく来るのはナミアゲハとクロアゲハです。
アオスジアゲハも好きな蝶なので、食草となるクスノキを植えました。
クスノキは大きく育つ木なので、我が家では半地植えにしています。
植えて間もない小さな木でしたが、早速アオスジアゲハが訪れてくれました。
呼びたい蝶に合わせて植物を選ぶのも、バタフライガーデンの楽しみだと感じています。
農薬には十分注意したい
蝶を呼び、幼虫も育てたいなら、農薬の使い方には十分注意した方がよいと思います。
特に食草では、幼虫が直接葉を食べます。
我が家では、基本的に農薬を使いません。
まとめ
長年庭を見てきて感じるのは、蜜源植物だけでは、本当の意味でバタフライガーデンにはならないということです。
食草があることで、産卵し、幼虫が育ち、やがて羽化して飛び立つ姿まで楽しめるようになります。
もちろん、葉がなくなって焦ることもあります。
でも、それも含めて庭の変化を楽しめるようになると、バタフライガーデンはもっと面白くなります。
まずは蜜源植物と食草を一つずつ植えるところから始めてみてはいかがでしょうか。
バタフライガーデンシリーズ
バタフライガーデンは、蝶を呼んで終わりではありません。
幼虫が育ち、羽化し、また庭へ戻ってくる。その一連の楽しさを、このシリーズで紹介しています。
- バタフライガーデンガイド
- 蝶が集まる植物
- アゲハチョウが来る庭の作り方(当記事)
- アゲハチョウを庭に呼ぶなら知っておきたい生態
- アゲハチョウの幼虫を羽化させる
- 蝶を呼ぶ植物一覧


