芽キャベツの育て方|苗の植え付けから葉かき、収穫まで

芽キャベツ_アイキャッチ 家庭菜園

小さなキャベツが茎に並ぶ芽キャベツ。夏の終わりに苗を植え、秋に株を育てると、寒い季節に小さな球を少しずつ収穫できます。

普通のキャベツのように株の中心に大きな玉が一つできるのではなく、葉の付け根にできる小さなわき芽が丸く締まります。苗から始めると、暑い時期の育苗の手間を省けます。

ここでは、日本の一般地・中間地を目安に、庭やプランターで苗から育てる方法を紹介します。種から育てたい方のためのまき方も後半にまとめました。

芽キャベツの栽培の特徴

  • 栽培期間: 夏の終わりに苗を植え、冬に収穫
  • 場所: 葉が広がるため、株の周囲に余裕が必要
  • 収穫: 下から育つ小さな球を、順番に摘み取れる

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ガーデンネストでは、無理なく野菜を育て、栽培から収穫まで楽しむことを大切にしています。この記事では、できるだけ手間をかけずに育てられるよう、基本は必要な作業に絞り、より本格的に育てたい方に向けた工夫も紹介します。
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栽培カレンダー

芽キャベツ_栽培カレンダー

一般地・中間地で夏に苗を植え、冬に収穫する目安です。種から育てる場合は7月中旬〜8月上旬にまき、苗は8月中旬〜9月上旬に植え付けます。収穫の目安は12月〜翌年3月です。品種や気候によって前後し、11月から採れる場合もあります。

基本情報

項目目安
科アブラナ科
育てる場所日当たりと水はけのよい庭、鉢・プランター
苗の植え付け8月中旬〜9月上旬
種まき7月中旬〜8月上旬
株間地植えでは70〜80cmを目安にする
容器1株に土15L以上が入る容器。鉢は直径30cm以上を目安にする
収穫12月〜翌年3月。球が直径2〜3cm程度になったものから

苗を選び、植える場所を準備する

本葉が5〜6枚ほどあり、葉色がよく、茎がしっかりした苗を選びます。葉の裏に虫や卵がたくさんついていないかも見ておきましょう。

地植えでは、日当たりと水はけのよい場所を選び、土を耕します。水がたまりやすい場所では、周囲より少し高く土を盛って植えます。庭の土には、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。

鉢やプランターは、1株に15L以上の土が入る大きさを選びます。鉢なら直径30cm以上が目安です。市販の野菜用培養土を使う場合は、基本的に苦土石灰を加えずに使えます。元肥入りの培養土には、植え付け時にさらに肥料を加える必要はありません。

苗を植え付ける

中間地では8月中旬〜9月上旬が目安です。地植えでは株間を70〜80cmほど空けます。容器には十分な土の量を確保し、1株ずつ植えると管理しやすくなります。

苗の根鉢が入る穴を掘り、ポットから取り出した苗を、根鉢の上面が周囲の土と同じ高さになるように置きます。周りに土を寄せて軽く押さえ、たっぷり水を与えます。鉢では底から水が流れ出るまで与えましょう。

植え付け後は根付くまで土の乾きに気をつけます。強い日差しで苗がしおれやすいときは、一時的に日よけをするとよいでしょう。

虫を防ぐ

アオムシなどを防ぐため、植え付け直後に防虫ネットをかけ、裾を土や重しでしっかり押さえます。葉が大きくなるため、株に余裕のある高さを確保します。ネットをかける前に、葉の裏の虫や卵を確認しましょう。

育ってきたら

水やりと支え

地植えでは、根付いた後は雨を基本にし、乾燥が続くときに水を与えます。鉢やプランターでは土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで水を与えます。

株が大きくなると倒れやすくなります。支柱を立て、茎と支柱をひもでゆるく結んで支えます。葉の付け根の芽を傷つけない位置で結びましょう。地植えでは株元に土を寄せる方法もあります。

葉かきで芽に日を当てる

葉の付け根のわき芽が丸くなり始めたら、下の古い葉から順に取り除き、芽に日が当たるようにします。葉と主茎をつなぐ葉柄をハサミで切る場合は、芽を傷つけないよう、主茎側に葉柄を数cm残して切りましょう。一度に多く取りすぎず、株の上部には少なくとも10枚の葉を残します。

芽キャベツ_葉かきの切る位置

よりよく育てる工夫

長い期間育てる芽キャベツは、生育や収穫を充実させたい場合、地植えでも鉢でも追肥を取り入れられます。植え付けから1か月ほどを一つの目安に、野菜用肥料を適量与える方法があります。品種や土に含まれる肥料の量によって必要な時期や量は変わるので、苗や肥料の案内も参考にします。与えすぎには注意しましょう。

収穫する

球が直径2〜3cm程度になり、手で触れて硬く締まったら採りごろです。下のほうから育つので、大きくなった球を選び、手でやさしくもぎ取るか、ハサミで球の付け根を切ります。小さい球は残し、育ってから収穫しましょう。

採り遅れると球が開いたり割れたりすることがあります。収穫したものは乾燥を防いで冷蔵し、早めに食べましょう。スープやシチュー、炒め物などに利用できます。

種から育てる場合

中間地では7月中旬〜8月上旬に種をまきます。少数ならポットを使うと管理しやすいでしょう。種まき用の土を入れたポットに5〜6粒ずつまき、5mmほど土をかけて水を与えます。発芽まで乾かさず、暑い時期は日よけをして涼しい場所で育てます。

発芽がそろったら元気な苗を3本ほど残し、本葉2〜3枚で1本に間引きます。本葉5〜6枚を目安に、上で紹介した方法で植え付けます。

うまく育たないときは

  • 芽が丸くならない:高温の時期は結球しにくくなります。適期に植え、秋までに株を育てましょう。芽が丸くなり始めたら下葉を少しずつ整理します。
  • 葉に穴が開く:アオムシなどがいないか葉の裏も見て、見つけたら取り除きます。ネットの隙間も確認しましょう。
  • 株が傾く:支柱にゆるく結び、芽を傷つけないように支えます。
  • 葉が黄ばみ、生育が悪い:水切れや過湿、虫の被害なども確認します。長期間育てるため、肥料を補うことも一つの方法です。

栽培が終わったら

収穫が終わった株は根ごと片付け、残った葉や根を取り除きます。同じ場所でキャベツやブロッコリーなどアブラナ科の野菜を続けて育てることは避け、別の科の野菜を選びましょう。根こぶ病などが出た場合は、年数を空けるだけで安全とはいえないため、被害株を適切に処分し、その場所での同科栽培を控えます。

鉢の土を再利用する場合は古い根を取り除き、次に育てる野菜に合わせて土を整えます。病気が出た株の土は再利用を避けましょう。

まとめ

芽キャベツは、夏に植えた株を秋に大きく育て、冬に小さな球を収穫する野菜です。日当たりと広さを確保し、虫を防ぎながら、芽が丸くなり始めたら下葉を少しずつ整理します。直径2〜3cmほどに締まった球を下から順に採って、冬の食卓で楽しんでみてください。

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