庭の目隠しの考え方と方法|植物・フェンス・シェードをどう選ぶ?

庭づくり

庭でコーヒーを飲んだり、デッキでのんびりしたりしたいのに、道路や隣家からの視線が気になることはありませんか。庭の目隠しを考えるときは、まず、よく過ごす場所に立ったり座ったりして、どの方向が気になるか確かめてみましょう。

椅子の向きを変えるだけで落ち着くこともあれば、デッキの横だけを隠すと過ごしやすくなることもあります。この記事では、植物・フェンス・シェードなどを比べながら、自分の庭に合う目隠しの選び方を紹介します。

庭の目隠しは、過ごす場所から考える

1.どこで、何をして過ごしたいか

たとえば、デッキに座ってお茶を飲むのか、庭仕事で立って動き回るのかで、守りたい範囲も目線の高さも変わります。家の中から庭を眺める時間が長いなら、窓辺やソファからの見え方も確認しておきましょう。

2.どこからの視線が気になるか

道路を歩く人、隣の庭、二階の窓など、気になる方向を絞ります。庭と道路に高低差がある場合や、デッキが地面より高い場合は、同じ高さのフェンスでも見え方が変わります。普段の位置と姿勢で、どこに遮るものがあれば落ち着きそうかを見てみてください。

二階などから斜めに見下ろされる場合は、境界に高いフェンスを立てる以外に、座る場所を移す、過ごす場所の近くで視線を受け止める、上にシェードを張るといった方法もあります。真上に近い視線を遮りたい場合は、座る場所と二階の窓を結ぶ線を思い浮かべ、その途中に屋根やシェードが来る位置を考えます。

3.どの範囲を、どのくらい隠したいか

姿が見えないようにしたい場所には、気になる方向から見通せない面材を。視線が気にならない程度にしたい場所には、葉の間に隙間がある庭木や、光を取り込める格子なども候補になります。境界の一部や目線の高さだけを隠すと、庭の明るさや開放感を残しやすくなります。

椅子を少し奥に引く、向きを変える、手持ちの鉢を置いてみる。工事や買い物の前に、できることを一つ試すと、必要な幅や位置がつかみやすくなります。

4.設置後も無理なく使えるか

植物なら剪定や水やり、シェードなら出し入れ、フェンスなら掃除や傷んだ部材の交換を考えます。費用は材料だけでなく、施工や固定にかかる費用、維持や交換まで見ておくと選びやすくなります。見積もりを比べるときは、高さや幅、基礎工事を含むかなど、条件をそろえて確認しましょう。

庭の目隠し方法を比較する

方法向く視線・使い方効き始めと、選ぶときの確認点
フェンス・スクリーン・塀道路や隣家からの横・斜めの視線を日常的に遮る設置後すぐ。板の隙間や角度、パネルの透け方で採光・通風が変わる。柱や基礎の場所と、将来の補修も確認
生垣・庭木横からの視線を緑でやわらげる。庭木は気になる方向だけにも枝葉が必要な高さと幅に育つまで時間がかかる。冬の葉、木漏れ日、成長後の幅、剪定する場所を確認
つる植物+フェンス・トレリス境界やデッキ脇に花や緑の仕切りをつくる支えは先に設置でき、緑で覆うには時間がかかる。葉の密度で光や風の通り方が変わり、誘引・剪定が必要
鉢植え・プランター付き目隠し座る場所や窓の近くなど、狭い範囲を仕切る大きく育った鉢やパネル付きなら設置時から使える。鉢の奥行き、水やり、パネル付きは固定方法を確認
すだれ・よしず・シェード・可動スクリーン使うときだけ、横や斜めの視線を遮る取り付けや展開後すぐ。生地や編み目で透け方が変わる。固定場所と、取り外したときの収納先を確認
屋根・パーゴラとシェード二階など、斜め上や上方からの視線を遮る視線を横切る位置に屋根や生地が必要。日陰になる範囲と、屋根・柱の設置場所、生地の着脱を確認
植物と人工物の併用すぐに隠したい場所と、緑でやわらげたい場所がある必要な部分を先にパネルで隠し、周囲は植物で補える。植える幅と、人工物・植物それぞれの管理を見込む

フェンスは光・風・視線を分けて考える

板で覆うタイプは視線を遮りやすく、格子やルーバーは板の向きや隙間によって光や風を取り込めます。正面から見えにくくても、斜めからは隙間越しに見えることがあるので、道路や隣家がどの方向にあるかを考えて選びます。

光を通したいなら、半透明のパネルも候補です。ポリカーボネート製でも、透明か半透明かなど仕様によって透け方が変わります。見本を見るときは、パネルのすぐ後ろに人や物がある場合と、離れている場合の両方を確かめてみましょう。夜も使う場所なら、照明が当たったときに人影が見えるかも確認しておきます。

植物は、葉が茂る高さと育った後の幅を見る

背の高い木でも、幹が見えている高さには視線が通ります。隠したい高さに葉が茂るか、冬にどれくらい葉が残るか、育った後も通路や剪定の場所を確保できるかを見て選びます。生垣が育つまでの間に視線が気になるなら、必要な区間だけ先にスクリーンで補う方法もあります。

取り外せる目隠しは、夜の見え方と固定方法も確認する

すだれやシェードは、庭に出るときだけ使いたい場合に便利です。生地の遮光率は日差しを遮る度合いの目安です。目隠しとしての見え方は、見る方向や両側の明るさにも左右されます。夜に庭や室内を照らして使うなら、照明をつけた状態でも確かめておきましょう。

置き型スクリーンは風で倒れることがあり、シート類も風を受けます。製品指定の固定方法と使用条件、強風時の取り外しや収納方法を確認します。既存のフェンスに取り付けたい場合は、取り付けが認められているかを説明書やメーカーで確かめてください。

我が家の目隠し3例

ポリカ製フェンス

第一ガーデンの東側に、隣の庭からの視線が気になってポリカ製フェンスを設置しました。設置後は視線を気にするストレスが減り、付けてよかったと思っています。

ポリカーボネート(ポリカ)製のフェンス

黄金マサキの生垣

第二ガーデンでは、傷んだ木製フェンスに代わる仕切りとして、黄金マサキを育てています。枝葉が年々茂り、庭の景色も変わってきました。植え付けからの変化は黄金マサキの生垣の成長・管理記録にまとめています。

黄金マサキのフェンスの一部

モッコウバラとハーフアーチ

隣家との境界の一部では、ハーフアーチにモッコウバラを誘引しています。春には花の壁のようになり、花が終わった後も葉が視線をやわらげてくれます。枝の誘引や剪定については、モッコウバラは目隠しになる?で紹介しています。

この画像は2階から撮影した真上からの画像です。

モッコウバラのフェンス

まとめ|気になる方向から、一か所ずつ

まず、庭でよく過ごす場所に座って、いちばん気になる方向を一つ見てみましょう。椅子や鉢を動かしてみるだけでも、どこまで隠せば落ち着いて過ごせるかが分かります。

すぐ隠したい場所にはフェンス、緑や花も楽しみたい場所には植物、使うときだけ隠したい場所にはシェード。場所ごとに必要な目隠しが分かると、庭全体の明るさや使い勝手も考えながら選べます。

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