ハグラウリの育て方|種まきから摘心、収穫まで

ハグラウリ_アイキャッチ 家庭菜園

ハグラウリは、みずみずしく柔らかな果肉を浅漬けなどで楽しめる、シロウリの仲間です。千葉県で親しまれ、鉄砲漬けにも使われています。庭に伸びるつると黄色い花を眺めながら、若い実を収穫できます。

つるを地面に這わせるため広がる場所が必要ですが、支柱を組まずに育てられます。この記事では、一般地・中間地の暖かい時期に庭へ種を直接まく方法を中心に紹介します。

栽培の特徴

  • 場所:つるを地面に広げる場所が必要
  • 管理:摘心と水やり、実の見回りを行う
  • 収穫:若い実を順に採って浅漬けなどに

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ガーデンネストでは、無理なく野菜を育て、栽培から収穫まで楽しむことを大切にしています。この記事では、できるだけ手間をかけずに育てられるよう、基本は必要な作業に絞り、より本格的に育てたい方に向けた工夫も紹介します。
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ハグラウリの種類と選び方

ハグラウリには、緑色の皮に縦じまが入るものや、淡い色のものがあります。名前に「白」と入っていても、果皮が濃緑色の品種があります。色だけで判断せず、種袋の写真や収穫の大きさを確かめて選びましょう。

例えば、サカタのタネの「白はぐらうり」は濃緑色で、柔らかい果肉が浅漬けに向く品種です。この記事の具体的な摘心と収穫サイズは、この品種を例にしています。ほかの品種では、種袋の案内も参考にしてください。

栽培時期と基本情報

栽培カレンダー

ハグラウリ_栽培カレンダー

一般地・中間地で地面に直接まく露地栽培の一例です。5月中旬ごろにまき、7月下旬~8月に収穫する例です。点は種をまく時期の一例を表し、その日以外にまけないという意味ではありません。地域の気温や年の天候により前後します。十分に暖かくなってからまきましょう。

項目目安
栽培場所日当たりと水はけのよい場所
始め方暖かくなってから庭に直まき
株間約1m
発芽に適した温度28~30℃程度
つるを伸ばす場所一方向に約2mを確保
収穫白はぐらうりの例では長さ20~40cm

つるは株元から広がります。庭の一角に伸ばす場所を確保し、初めは1株から育てると管理しやすいでしょう。鉢で育てる場合は、シロウリの容器栽培を参考に、直径約30cmの10号深鉢に1株を目安として野菜用培養土を使います。鉢の外につるを這わせる場所も必要です。

ハグラウリの育て方

栽培場所と土を準備する

日当たりのよい場所を選び、土をほぐして表面を整えます。水がたまりやすい場所では、土を少し高く盛って水はけをよくしましょう。庭の土には、種まきの2週間ほど前に苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。

つるが伸び始める前に、伸ばす方向へ敷きわらなどを敷きます。実が土に直接触れにくくなり、雨の泥はねも抑えられます。

種をまいて間引く

遅霜の心配がなく、十分に暖かくなってからまきます。ハグラウリは発芽に高い温度を好むため、寒い時期の早まきは避けます。

  1. 土を湿らせ、株を複数育てる場合は、まく場所を約1m離します。
  2. 白はぐらうりの例では、1か所に4~5粒を少し離してまき、種が隠れる程度に土をかぶせます。
  3. 発芽まで土が乾かないように水をやります。本葉が2枚になったころ、生育のよい苗を1本残し、ほかは根元をはさみで切ります。

鉢にも同じように種をまけます。土の表面が乾きやすいので、乾いたら鉢底から水が出るまで与えます。

苗から始める場合は、暖かくなってから根を包む土を崩さず、株間約1mで浅めに植えます。苗を自分で育てる場合は、ポットに2~3粒まき、本葉1枚ごろに1本にし、本葉3~4枚で植え付ける方法があります。

つるを整える

白はぐらうりの例では、最初に伸びる親づるの本葉が6~8枚になったら、その先端を摘み取ります。葉の付け根から出る子づるを2~4本伸ばし、地面に広げましょう。子づるから出る孫づるには、2~3枚の葉を残して先端を摘む方法があります。

ハグラウリ_親づるの摘心

図は双葉の上から本葉を6枚残し、親づるの先を摘む例です。

つるを強く引っ張らず、伸びる向きを少しずつ整えます。整枝の方法や残す葉数は品種によって異なるため、種袋に説明があれば確認してください。

土の乾きを見て水をやる

土の表面が乾いたら、株元へたっぷり水をやります。特に花が咲き、実が大きくなる時期は、乾きすぎないよう様子を見ましょう。長雨で水がたまる場所では排水にも気を配ります。

よりよく育てる工夫

収穫を長く楽しみたい場合は、種まき前に野菜用肥料を土に混ぜ、実がつき始めたら追肥する方法があります。鉢は土の量が限られるため、肥料入りの野菜用培養土を使い、長く収穫したいときは実がつき始めたころから肥料を補うのも一つの工夫です。肥料は製品の表示に従い、与えすぎないようにします。

収穫と食べ方

白はぐらうりは長さ20~40cmが収穫の目安です。若いうちの実は柔らかく、果皮にツヤが出てきたら採りごろです。大きさは品種によって異なるので、種袋の目安も確かめます。実を支え、へたの上の柄をはさみで切りましょう。

採り遅れると皮や種が硬くなりやすくなります。実を見つけたら大きさを確認し、順に収穫しましょう。洗って縦に切り、種とわたを取り除いてから浅漬けや和え物にすると、みずみずしい食感を楽しめます。苦味が強い実は食べないでください。

収穫後は紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。日持ちは長くないので、早めに食べ切りましょう。切ったものは切り口を包み、さらに早めに使います。

うまく育たないときは

  • 発芽しない:低温や乾燥が続くと芽が出にくくなります。暖かい時期であれば、種袋のまき時を確認してまき直します。
  • 花が咲いても実が大きくならない:受粉がうまくいかない場合があります。雌花の花の下には小さな実があり、雄花にはありません。晴れた朝、雄花の花粉を雌花の中心に軽く付けてみましょう。
  • 葉に白い粉や斑点が出る:傷んだ葉を取り、つるが重なりすぎないよう整えます。アブラムシは新芽や葉裏を見て、少数のうちに取り除きます。

栽培が終わったら

実がつきにくくなり、葉やつるが衰えてきたら株を片付けます。病気の葉や実は菜園に残さず、地域の分別方法に従って処分しましょう。同じ場所でウリ科の野菜を続けると病気が出やすくなることがあるため、次は別の科の野菜を選ぶと安心です。

まとめ

ハグラウリは、暖かくなってから種をまき、地面に広がるつるを整えて育てます。若い実を見つけたら収穫し、浅漬けなどで夏の食卓に取り入れてみましょう。

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