ワケギは、細い葉を薬味やぬたなどに使える香味野菜です。球根を植えると株元から葉が増え、必要な分を刈り取って楽しめます。庭の一角はもちろん、プランターでも育てられます。
秋に植えて収穫し、春には再び伸びた葉を楽しめます。夏には葉が枯れて休眠するため、次の年も育てたい場合は球根を保存します。この記事では、一般地・中間地で種球から育てる方法を紹介します。
ワケギの栽培の特徴
- 球根から始める:育苗の手間がかかりません。
- 少しずつ収穫:葉を刈り取ると、再び伸びます。
- 鉢でも育つ:日当たりのよい場所で楽しめます。
ガーデンネストの家庭菜園
ガーデンネストでは、無理なく野菜を育て、栽培から収穫まで楽しむことを大切にしています。この記事では、できるだけ手間をかけずに育てられるよう、基本は必要な作業に絞り、より本格的に育てたい方に向けた工夫も紹介します。
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栽培カレンダー

一般地・中間地で、種球を植える場合の目安です。植え付けは8月下旬~9月、収穫は10~12月と翌年3~4月が目安です。寒い時期は生育が遅くなり、地域や気温によって収穫できる時期は前後します。葉が十分に伸びてから収穫しましょう。
基本情報
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 分類 | ヒガンバナ科ネギ属 |
| 始め方 | ワケギの種球を植える |
| 場所 | 日当たりと水はけのよい場所 |
| 植え付け | 8月下旬~9月 |
| 株間 | 地植えは15~20cm、プランターは10cm |
| 植える深さ | 球根の先端が少し見える程度 |
| 収穫 | 10~12月、翌年3~4月。草丈20cm程度から |
| 容器 | 深さ15cm以上のプランター |
種球と場所を準備する
初めて育てるときは、園芸店などで栽培用のワケギの種球を用意します。ネギやアサツキに似ていますが、ワケギとして売られている球根を選びましょう。葉を少しずつ使いたいなら、まずは少ない株数から始めると収穫量を調整しやすくなります。
地植えは、日当たりと水はけのよい場所を選び、土を耕します。水がたまりやすい場所では、植える部分を周囲より少し高くしておきます。プランターは底に穴のある深さ15cm以上のものを使い、市販の野菜用培養土を入れます。
種球を植え付ける
8月下旬~9月に、つながった球根は傷つけないように一球ずつ分けます。芽が出るとがった側を上、根の出る側を下に向け、先端が少し見えるくらいに浅く植えます。植えた後はたっぷり水を与えましょう。
地植えは15~20cm間隔で、1か所に2球を目安に植えます。プランターでは10cm間隔で1か所に2球ずつ植えます。端にも少し余裕を取り、球根が互いに重ならないように並べます。
水やりと日々の管理
地植えでは、雨が降らず土が乾燥するようなら水を与えます。プランターは乾きやすいので、土の表面が乾いたら鉢底から水が出るまで与えましょう。常に湿ったままにならないよう、水はけにも気を配ります。
株元に雑草が増えたら取り除きます。葉に虫や傷みが見つかったら早めに取り除き、風通しを保ちます。株がぐらつく場合は、株元へ軽く土を寄せて支えます。
よりよく育てる工夫
生育を充実させたい場合は、植え付け前に完熟堆肥や野菜用肥料を土に混ぜる方法があります。収穫を続けて葉の伸びをよくしたいときは、秋の生育中や収穫後に野菜用肥料を少量補うのも一つの方法です。プランターでも同様に、生育を見ながら取り入れられます。肥料の量や間隔は製品の表示に従います。
収穫する
葉が20cm程度に伸びたら、使う分をハサミで切ります。繰り返し収穫する場合は、地面から2~3cmほど株元を残しましょう。残った部分から新しい葉が伸びてきます。生育に合わせて再び収穫できますが、寒い時期は回復がゆっくりになります。

株ごと使いたい場合は、根元から抜き取ることもできます。抜いた株は再生しないため、続けて収穫したい株は刈り取りにします。
採れた葉は水洗いし、薬味や汁物、卵とじ、さっとゆでて酢みそあえなどに使えます。使い切れない分は水気を拭き、袋などに入れて冷蔵し、早めに使いましょう。
栽培が終わったら
春の終わりごろから葉が黄色くなり、やがて枯れて休眠に入ります。次の年も育てたいときは、種球を採るための株を決め、その葉は収穫せずに育てておきます。5月ごろ、葉が枯れて倒れたら掘り上げ、風通しのよい日陰で乾かして保存し、次の植え付け期に使います。傷みや腐りのある球根は保存用から除きます。
栽培を終えるときは、残った株や根を片付けます。同じ場所でネギ類を続けて育てると病気が残ることもあるので、可能なら別の場所を使いましょう。病気や害虫が目立った土は再使用を避け、プランターの土を再利用する場合は古い根やごみを取り除きます。
よくある疑問
葉が黄色くなるのはなぜ?
春の終わりに葉が枯れるのは休眠に向かう自然な変化です。生育期に広がる場合は、乾燥や水のたまりすぎ、虫や病気がないか確かめ、傷んだ葉を取り除いて環境を見直します。
収穫後に葉が伸びないときは?
株元を深く切りすぎると回復しにくくなります。2~3cmを残して刈り取り、次の収穫は葉が十分伸びるまで待ちましょう。低温期や休眠が近い時期も伸びは遅くなります。
まとめ
ワケギは、秋に種球を浅く植え、伸びた葉を株元を残して刈り取る野菜です。少ない株から始めて、料理に使う分を収穫してみましょう。次の年の球根を採る株は葉を残し、春に枯れてから掘り上げて保存します。


